こんにちは。よるこです。
突然ですが、世の中で最も簡単にモノを売る方法があります。
そんな方法があったら世界の誰もお金に困らないと言われてしまいそうですが、ほとんどタダのような値段で仕入れられて、高額でも欲しがられるんです。
どんな方法だと思いますか?
答えは、
「砂漠で水を売ること」
です。
ものすごくわかりやすく需要が顕在化していますよね。
でも実際、砂漠での需要は明らかですが、現実世界では人の心は読めないしそう上手くいかないとツッコミが入るかもしれません。
しかし、WEBの世界でも同じように、人々の需要を明らかに知ることができたらどうでしょうか。
その方法は、簡単です。
なぜなら、現代の私たちは、欲しいモノや解決策、困っていることを検索ボックスに打ち込みます。
つまり、検索する人=欲しがっている人です。
検索して求めている人たちに、欲しがっているその瞬間に、あなたの商品やサービスを解決策として提案できたら簡単に売ることができます。
そのための方法として、「SEO対策」があります。
本記事では、SEO対策について初めて知る方に向けて、押さえるべきポイントと方法をお伝えしていきます。
検索エンジン最適化(SEO)とは何か
SEO(Search Engine Optimization)とは、直訳すると「検索エンジン最適化」です。
SEO対策とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで、自身のWEBページが上位表示されるように対策を行うことです。
例えば、銀座でゴルフの初心者向けスクールを探している女性がいるとします。
「銀座」「ゴルフスクール」「初心者」というワードで検索する可能性が高そうです。
最上位には、広告のエリアがあります。
お金を払えばこのエリアに表示させることができます。
1クリック100円払いますというスクールと、1クリック200円払いますというスクールがあれば、より高い金額を払う方が上位に表示されやすくなります。
競合が少ないほど、安い広告費で枠を得やすいです。
これが広告エリアの特徴です。
次に、地図エリアが出てきます。
ここは、Googleマイビジネスというツールを用いて、無料で表示させることができます。
丁寧な説明文を書いたり、画像を提供したり、良い口コミが増えると上位表示されやすくなります。
そしてその下に出るのが、自然検索のエリアです。
この自然検索エリアでの順位の上位を狙うための対策が、SEO対策です。
Googleはどのように上位表示サイトを決めているか
SEO対策で最も重要なことは、Googleの目線になって考えることです。
Googleの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。
Googleはどのように上位表示サイトを決めているのでしょうか。
あなたがGoogleの社員だったら、どのページを上位に持ってきたいでしょうか。
本質は、検索した人の悩みを解決することです。
オススメしたページが、最終的に検索した人の悩みを解決できることが、Googleにとっても本望なのです。
では、何を指標にGoogleはユーザーの悩みが解決されたと判断しているのでしょうか?
おすすめしたサイトを「クリック」してもらえているか(クリック率)
まずは、クリック率です。
キーワードを入れて検索すると、ズラッとタイトルと簡単な紹介文章が表示されます。
その中から選ばれてクリックされるというのが、一つ指標となります。
タイトルにインパクトを出しつつ、かつユーザーが読みたい内容になっているかがまず一つ目のポイントです。
クリックした後どれくらい読んでいるか(ページ滞在時間)
ページが表示された時間も、Googleの指標となっています。
ユーザーのページ滞在時間をアップさせるための対策法は以下です。
- タイトル、見出し、目次で何の内容が得られるかをコンパクトにまとめる
- 写真、装飾、イラストを適度に入れる
- ターゲット(誰のための文章か)を明確にし、読む人の気持ちに合わせて基礎的なライティングができている
- 表示が速くなるようにサイトを軽くつくる
- 重い画像を使わない(1280*270以下)、画像圧縮ツールを使うなど
おすすめしたサイトを気に入ってもらえたか
クリックしてもらい、読んでもらった後、そのサイトを気に入ってもらえたかもGoogleは測りたいです。
ユーザーに気に入ってもらえたかどうかを測る指標は大きく2つあります。
①他の記事も読んでいるか
読んだサイトの記事がいいな、わかりやすいなと思ったユーザーは、同じサイト内にある他の情報を読む可能性が高いです。
記事を読んだ読者が他の記事も読みたくなるように、
内部リンクをうまく貼って
他の記事を上手にお勧めすることも対策になります。
②指名検索(リピート行動)がどれくらい発生しているか
もう一つ、ユーザーに気に入ってもらえたかの指標として、「指名検索数」があります。
指名検索とは、サイトの名前や商品、筆者の名前などの固有名詞で検索されることです。
指名検索を増やすために工夫できることは、専門サイトを作ることです。
雑記ブログなどテーマがごちゃ混ぜなサイトではなく、誰にどんな未来を届けたいかが明確になっているサイトだと、求めている読者はそのサイトを定期的に見たくなります。
また、他媒体で知名度を上げるという方法も自然検索を増やすために有効です。
わかりやすい例だと、テレビCMでよく「続きはWEBで!」という誘導文句があります。
気になった視聴者は固有名詞でWEB検索するので、指名検索を増やし、SEO順位を上げることができます。
- 他の記事も読んでもらう
・内部リンクで他の記事をオススメする
- 指名検索を増やす
・専門サイト(誰にどんな未来を届けるのか?が明確なサイト)を作る
・他媒体で知名度を上げる
【重要】まだクリック実績がないサイトでも優遇されるポイント
ここまでの項目では、クリック数、ページ滞在数、そのサイトを気に入ってもらえたかという指標を見てきました。
しかし、まだ立ち上げたばかりのサイトや新着記事は、クリックされた数や閲覧された実績が少なく、データが不十分です。
その中にも読者の悩みを解決できる可能性が高いサイトがあれば、Googleは優先して順位を上げたいです。
まだデータが少ない記事やサイトがたくさんあった時、以下の項目が順位決めに重視されます。
①ページ数、文字数(情報量)
シンプルに、情報量が多い方が悩みを解決できる可能性が高いです。
まだデータのないサイト同士では、文字数やページ数の多いサイトが優遇されます。
②ページのわかりやすさ
「わかりやすさ」というのも一つの大事な指標です。
この時、誰にとって分かりやすい記事を書けば良いかというと、ロボットと読者の両者ともにわかりやすい必要があります。
Googleは、クローラーという世界中のWebサイトを見て回っているロボットを用いて、何のサイトか、何の記事を書いているかをチェックしています。
クローラーは、まず見出しを見ます。
ワードプレスなどのサイトではタグをつけて見出しや目次を作れますが、これらの項目においても記事の要点を端的に、結論をわかりやすく書くことが大切です。
H1:記事タイトル
H2:大見出し
H3:注見出し
本の目次をイメージすると良いです。
わかりやすい本は、目次を読むだけで全体像がわかりやすいです。
同じようにわかりやすく見出しを書くと、よいWEBサイトと判断されます。
タイトル、見出し、目次、装飾をわかりやすく整えることはSEOの順位においても重要項目です。
③ページを誰が書いたか?(権威性)
例えば健康に関する記事だと、素人が書いた記事よりも医者が書いた記事の方が優遇されます。
これが、「権威性」です。
- 肩書き
- プロフィール
- 実績
- 資格
- SNSで信頼があるか
こういった項目が重視されます。
ただし、肩書きやプロフィールは誰でも何でも名乗れてしまうものです。
そのため、SNSでの信頼は重視されやすいです。
この際、フォロワー数も見られるのですが、それよりもフォロワーたちから良いコメントが集まっているかがポイントとなります。
「権威性」(専門性や信用性を含む)という項目はGoogleにとっても重要で、権威性アップデートという更新が度々行われ、それによって順位が大きく変動するということもあります。
資本力のない後発組でも勝ち筋はあるのか
ここまでSEO対策方法について紹介してきましたが、実際、検索すると大手企業や大手ポータルサイトに上位検索欄が占有されているという現象もよく見られます。
実際、新規の個人ブログでSEO上位をいきなり狙うのは難易度が高く、SEO対策から離れてYouTubeやSNSに戦うフィールドを移した企業や個人も多いです。
しかし、SEO対策においても戦うフィールドを上手に選べばまだ勝ち筋はあると言えます。
例えば「銀座 ランチ」のようなライバルの多いキーワーで検索をすると、
上位に出てくるのは一休や食べログのような大手ポータルサイトがほとんどです。
先ほど、情報量は多ければ多い方が上位表示されやすいとお話ししましたが、
これらポータルサイトはたくさんライターを雇って何万件という記事数を有しているなど、お金をかけて情報量を増やし上位表示を狙っています。
ですから、新規参入者にとっては競合の多さや強さを事前に調べてからサイトのコンセプトを決めたり、フィールド選びが重要になります。
強い競合が多いキーワードを狙うのは極力避ける。
ターゲットにどんな未来を届けるかが明確な専門サイトや
まだほとんど記事が書かれていないような新しいジャンルのまとめサイトを立ち上げると、上位を取れる可能性がある。
SEO対策のポイント【まとめ】
Googleは、検索した人の悩みを解決できる(可能性が高い)記事を上位に持ってきます。
そのために対策できることをもう一度まとめます。
クリック率を上げるための工夫
- タイトルにインパクトを出しつつ、かつユーザーが読みたい内容にする
ページ滞在時間を上げるための工夫
- タイトル、見出し、目次で何の内容が得られるかをコンパクトにまとめる
- 写真、装飾、イラストを適度に入れる
- ターゲット(誰のための文章か)を明確にし、読む人の気持ちに合わせて基礎的なライティングができている
- 表示が速くなるようにサイトを軽くつくる
サイトを気に入ってもらうための工夫
- 内部リンクで他の記事を上手にオススメする
- 専門サイト(誰にどんな未来を届けるかが明確)を作り、指名検索を増やす
- 他媒体、SNSや口コミなどでの知名度を上げ、指名検索を増やす
サイトの情報量を増やす
ロボットにとっても読者にとっても、端的に要点がわかりやすい記事を書く
権威性(肩書き、SNSでのコメントなど)を高める
このように、広告費をかけずに、自然検索のエリアで上位に表示されるサイト作りをすることができます。
砂漠で水を売らなくても、悩みや欲しいものが検索され続ける限り、何かを欲しがっている人で常に溢れています。
ターゲットを明確にし、求められている情報をわかりやすく発信し続けることで、後発組にもチャンスがあります。
本記事は基礎編ですがまた別記事にて、どんな記事を書いたらアクセスを集められるかや、狙い目の”キーワード”、集めた人をファン化させるための方法もご紹介していきます。