こんにちは。よるこです。
今日も夜の銀座で働く現役ホステスです。
本日の記事では、夜の街で実際に耳にした
「日本のビジネス激戦区にて創業に挑む、一人の女性のリアルな実話」。
この事例からビジネスにおいて、さらに人生においても活かせる、非常に深い学びを得られたのでシェアしてみたいと思います。
何かしら実現したい理想の未来像を持っている人なら必ず押さえておきたい、
どんな場所どんなジャンルでも応用できるような「経営のキホン」の話です。
しかし経営の”基本”でありながら、おそらく多くの人が失敗した後で気がついてきたであろう、有難い学びがこのストーリーには隠されていたのです。
本気で蕎麦屋を開業するためになぜか飲み屋に転職した女性
とある、蕎麦打ち修行をしていた女性の話です。
彼女はいつか独立して銀座で蕎麦屋を営みたいと、蕎麦打ち技術の取得に励んでいました。
そんなある日、修行先のお店に訪れた飲み屋のママが、彼女に声をかけました。
「うちのお店で働いてみない?」
スカウトのお声がけです。
普通に考えたら、蕎麦屋を目指し修行する職人さんに「飲み屋のホステスをやらないか」というスカウトはかなり的外れな誘いに感じてしまいます。
しかし、ママのある一言で、なんと蕎麦屋を目指していた彼女は蕎麦屋ではなく「飲み屋」への転職を決意します。
なぜか?
このママの提案した戦略は、まさに銀座の経済を熟知した人こそ身に染みて理解している”経営&マーケティング戦略”でした。
「蕎麦屋をやるならお酒の売り方を学びなさい」
銀座という街は、数々の飲食店が開店しては淘汰される、ビジネス界の超弱肉強食エリアです。
コロナ禍では、何十年と続いた老舗の有名店でさえ姿を消してしまったほどです。
長年銀座での栄枯盛衰をその目で見てきたママは知っていたのです。
高い銀座の賃料をどんなことがあっても払い続けるには、
店主の人柄や料理の腕がいくら良くても、
利益率の高い酒類を売れなければ、銀座という強者の街で逆風に耐えられる盤石な経営にはならないということ。
この話をまた別の敏腕経営者の方にもシェアしたところ、
「飲食業の知り合いも、酒類の価格設定や売り方について周りのアドバイスやマーケットの声を聴かずに我を通してやり続けた結果倒産してしまった。だから、そのアドバイスは的を得ているね」と感心されていました。
蕎麦屋を夢見る女性は無事、蕎麦打ち修行も空いた時間でやりながらしっかりお酒を売って資金も稼ぎ、いよいよ夢への一歩を踏み出すそうです。
「やりたいこと」よりも先にマーケットを知ること
”蕎麦より先に酒”の話からわかることは、
やりたいことよりも先に、市場の需要を知らなくてはならないということです。
- 売ろうとしているエリア(プラットフォーム)にはどの年齢層が何人規模でいるのか
- 入ろうとしている業界は、成長or衰退しているのか。それはなぜか
- 理想顧客は何にどのくらいお金を使うのか
- すでに成功事例はあるのか
- 競合と差別化できて、かつ、まだ市場で満たされていないニーズは何か
- etc.
最低限、社会から求められていることは何かを知り、時代やニーズに合わせた経営戦略が必要になります。
夢をがむしゃらに追いかけるのも良いのですが、それが需要もしっかりあることであれば結果もより早く出やすいのです。
起業をしたいならWEBマーケティングを学べ。なぜ?
お蕎麦の話を聞きながら、「起業をしたいなら、先にWEBマーケティングを極めた方が早いし確実だ」という話も、同じくビジネスで失敗しないための鉄板セオリーとして共通していると思いました。
なぜ、自分で店やビジネスを持ちたい人にとって、サービスを作り込むよりも先にWEBマーケティングを学ぶとメリットがあるのでしょうか。
売上に関わる全てをプロデュースできるようになれるから
マーケティングが関わるのは、広告や集客だけではありません。
マーケティングは、商品開発から集客、販売、アフターサービスからリピート戦略まで「利益を生み出す」要素の全てを網羅します。
マーケティングとは、企業活動において事業戦略に基づいて「何を作って、いくらで、どこで、どのように生活者に提供するか」というプロセスを担うこと。そのため、4P(「プロダクト」「プライス」「プレイス」「プロモーション」)だと言われている(画像/博報堂)
経営の主幹である「売上を生み出す要素」全てに関わるのですから、
まずマーケティングの脳みそを鍛えてからサービスや世界観を作り込んだ方が、より利益を生み出しやすいモデルを生み出せるのです。
スタート前から買い手を確保できるから
ビジネスはスタートした瞬間から、人を雇ったり仕入れや店舗代など、経費が出ていきます。
ある程度資金があっても、お客さんが集まらなければ、経費ばかり出ていく状況はかなり不安な経営になります。
しかし、WEBマーケティングをスタート前から行っていたらどうでしょう。
SNSアカウントにある程度見込み客が溜まっており、公式LINEなどにすでに「買いたい人」が集まっている状況でスタートすることができます。
まずお客さんを集めてから、売れるものを準備する
非常に安定した経営が可能になります。
ビジネス初心者こそ、WEBでのマーケティングと集客は事前にやっておいて絶対的に損のない非常に美味しい秘策なのです。
人間理解が深まりあらゆる対人関係や組織運営に応用できるから
マーケティングを学び集客できるようになると、人の心理においても理解が深まり、
人が何に対して心を動かし行動するのかがわかるようになります。
これから自分の理想を叶えたりビジネスをするにあたって、多くの人と関わりながら、お客さんや協力者、ビジネスパートナーやチームを動かしていくことも増えていくはずです。
その際に必ず、マーケティングを学んで培った人間理解は役に立ちます。
人のモチベーションや期待値を読みながら、相手の温度感に合わせたメッセージを選んだり、相手が喜んで動いてくれるオファーを出すことがきっと上手になります。
成功している経営者はただビジネスセンスがあるだけでなく、人間的にも魅力的な人が多いのも頷けます。
【参考】ビジネス初心者こそ知っておくべき顧客心理を思い通りに動かす方法
まとめ
本日は、「蕎麦屋をやるならお酒の売り方を学びなさい」
という銀座のとあるママのメッセージから得た学び
- やりたいことよりも先に社会から求められていることを知るべし
- 起業したいなら先にWEBマーケティングを極めるべし
という話でした。
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