※金輪際もうお金に困る方が難しくなってしまうかもしれません※
こんにちは。よるこです。
2023年に入って早々、驚くべきニュースが目に飛び込んできました。
Googleの経営陣が「コードレッド」宣言
事業に対する深刻な脅威への警戒
Googleは1~2年で完全に破壊されるかもしれない
AI開発団体のOpenAIが発表した「ChatGPT」の登場です。
ChatGPTとは
「オリジナルのテキストを生成することができる人工知能ツール」です。
質問文を打ち込むと、非常に人間らしい(見分けがつかないほど)高精度の文章で回答してくれます。
https://openai.com/blog/chatgpt/
この登場により、Google検索が不要になる未来の可能性が出てきました。
グーグル生みの親ブックハイト氏も、「Googleが最も収益を得ているであろう検索結果ページが、ChatGPTによってなくなってしまうかもしれません。」と警告しています。
その翌月には、「GoogleもAI新興企業に3億ドル(約390億円)を投資」というニュース。
もはやこれから戦争でも起きるのでは?!と思うほどの攻防戦は対岸の火事ではなく、庶民である私たちのキャリアの在り方にも大きく影響します。
AIが人間レベルの精度で文字を書くのですから、
クリエイティビティを要さない、作業的なライターの仕事はいきなり終了です。
自動運転が当たり前になれば「運転手」という職業もなくなります。
キャッシュレスが普及し、レジスタッフの数もだんだんと減ってきました。
既存社会の常識を大きく揺るがし、想像以上の変化と進歩をもたらし、ロボットに代替可能なほとんどの仕事が消えゆく未来は、思っていたよりも急速に近づいているのです。
果たして「AIを扱う側」にならないと、負け組になってしまうのでしょうか?
今日の記事では、「AIを扱う側」に最悪なれなかったとしても、
とあるスキルに未来と希望を感じたお話をしたいと思います。
これを知ってしまうと、お金に困る方が難しくなるかもしれませんよ。
以下、よるこ自身は夜職について、必要としている方に真心で価値提供できる素晴らしい仕事だと思って書いています。
しかし、社会通念的に良しとされる一般的感覚とは異なる可能性があります。
風紀委員の方や、キャバ嬢とガチ恋をしていて夢から冷めたくない殿方がもしいましたら、どうか以下スクロールをお控えいただき、ブラウザバックしてください。
(お詫びの子猫です)
お客様の「複雑な感情」を扱えるプロは生き残る
毎月コンスタントに何百万~何千万という売り上げを一人で作るプロの夜職キャストたち。
彼女たちの脅威のコミュニケーションスキルの本質に迫ると、AI時代にも廃れず人にしか成せない要素とは何かを分析することができます。
結論から言うと、売れっ子たちの人を魅了する強烈なパワーは、以下のようなエッセンスによって成り立っていました。
トキメキを生み出す「夢・ストーリー」を提供し
お客様の「複雑な感情」をも取り扱う技
実際に夜の世界で生きた者として、人の感情とお金を大きく動かすその技の凄みを強く実感しています。
お店や運営会社が潰れたとしても、ハイクオリティな接客を提供できるキャストたちはもはや、文字通りお金に困る方が難しいのでは?と思うほどの仕事をしているのです。
理由は、3つあります。
(注、肉体関係ではないです)
夜職のプロが生き残る3つの理由
①かわいい女の子はたくさんいても、男性の本能を理解し感情を”扱える”女性はほんの一握りだからです。
②「恋の物語」は唯一無二で値段がつけられず、市場の相場からはかけ離れたバグった額を稼ぐポテンシャルがあるからです。
③経営者タイプの男性は、一度大切にしようと決めた存在を守ることに恩義とプライドがある生き物だからです。
①異性の本能を理解し感情を取り扱える人間はほんの一握り
すみません、感情を「扱う」という表現は、少々誤解を招いてしまったかもしれませんね。
心を扱えるとは、ここでは本質的な人間理解をした上でのコミュニケーションスキルのことです。
他人の感情をコントロールするという意味でも、手のひらの上で弄ぶという意味でもありません。
そもそも、「良心や心の隙に入り込んで、できるだけ心理戦で引っ張って、金を使ってもらおう」という考えのもとの稼ぎ方は、長い目で見てうまくいかないと思っています。人間の心理はそんなに単純ではありません。
”本質的な人間理解をした上でのコミュニケーションスキル”
例えるならば、心理カウンセラーや保育園の先生のようなイメージです。
カウンセラーや保育士さんは、感情的な相手の話を上手に聴きます。また、突然泣いたり怒ったりする顧客の感情表現に、上手に対処するテクニックを持っています。
もちろん、夜の店のお客さまは社会的にも自立した大のオトナですので、よりもっと複雑な 上級バージョンということです。
時には恋心をくすぐるような可愛らしい態度を、また別の時にはお母さんのような気持ちで見守る対応を、シチュエーションに応じて異なる接し方が要求されます。
- 素人は自分の気持ち優先で相手に理解を求めます。
- プロは、相手の気持ちやバックグラウンド、人間の本能的習性、パターンなどを総合的に考慮し、場面に応じて求められる最適解を提供します。
男性と女性、自分と他人、同じニンゲンですが、全く別個の生命体です。
それを勘違いして、星の数よりも多くのカップルがお互いを「理解できない」「理解してくれない」とすれ違い、恋愛感情を拗らせた摩擦や衝突、そして満たされない不足感や孤独感はこの世から消えません。
可愛い女の子はたくさんいても、
異性の本音、本質的な人間理解をし、感情を”扱える”テクニシャンはほんの一握り。だからこそ、夜の街に流れ着く孤独の受け皿として、夜の市場は歴史の中で発展し続けてきました。
このように夜の仕事は、とてつもなく非合理的な「心」を扱う領域であるゆえ、AIには代替不可能な仕事といえるでしょう。
②相場価格からかけ離れバグった額を稼ぐポテンシャルがある
二人の偶然の出会いや「恋の物語」は、何億分の1のような天文学的奇跡の数字とも言えます。これが、相場の値段をつけられないポテンシャルです。
”1時間の飲み代〇〇円で、マニュアルの接客ならします”
”レンタル彼女2時間で〇〇円で、食事はしますが、終わったら解散です。”
“仕事以外で会う気はありません”
これではあまりにも夢がなさすぎる。
せいぜい稼げても、平均時給からうぶ毛が生えた程度の金額です。
しかし、プロは違います。
同じ業態の仕事をしているのに、目が飛び出るような金額を稼ぐプレーヤーが存在するのです。
ホステスでも、太客、スポンサー、愛人、結婚、さまざまな形で貢がれる人がいます。
・お店で使うお金とそれ以外に、毎月の生活費
・お店以外に毎月プレゼント
・お店以外に、マンションを借りて住まわせてあげよう
・海外旅行に連れて行ってあげよう
・etc.
一人の女の子に毎月100万、500万、それ以上、と使う男性がいることに、最初は驚き理解できませんでしたが、実際によく観察してみると殿方が「何に対して」お金を使っているのか見えてきました。
人は好意を抱く相手との未来の夢、恋の物語には、合理勘定なしにお金を出したくなるのです。
よく、「若い女性は身体を売っているから稼げるんだろう」と勘違いされることがありますが、甚だ疑問です。
ただのHは、検索すれば相場がわかりますが、本当に安いです。
そして、ただ若いだけでも顔がいいだけでも、人の心を掴み続けることは難しいです。(芸術レベルの美貌なら別ですが)若さや見た目といった単純価値だけでは掃いて捨てるほど山のように競合がいて、すぐに飽きられるのです。
死ぬ時に振り返っても鮮明に思い出せそうなくらいにあざやかな恋の時間。
何年も忘れていたような特別な感情。
ワクワク躍る胸のときめき。
そうしたメニュー表には金額で乗せられない要素に、人は弱いです。
ビジネスではピカイチな合理的判断ができる手腕の経営者でさえ、夜の女の子にバグったような金額を使ってしまうのはそのためです。
さすがにAIには「奇跡の巡り合い」「特別な恋の物語」は販売できないでしょう。だからプロの夜職女子は生き残ります。
余談。
ガチ恋を「商品」と言われてモヤモヤするとしたら、このように考えてみることもできます。
とある一流ママは自分の店を「芸術の領域に持って行きたい」と語っていました。
世界にたった1枚しかない有名画家の原画は、投資家たちが値段をつけて跳ね上がりますよね。
同じように、お客様も投資家・スポンサーとして、恋の物語という「体験型の芸術」に投資しているのだと言い換えれば、少し平和な表現になりますでしょうか。
③経営者タイプの男性は恩義とプライドがある生き物
さらに夜職女子が簡単にはAIに負けない理由。
これは少しズルいのですが、経営者タイプの男性は、一度大切にしようと決めた存在を守ることに恩義とプライドがある生き物だからという点が挙げられます。
男女関係なく、経営者タイプの人は、人をよくみています。
こちらが不義理を働かない限り、他者をものすごく大切にする方が多いです。
恋愛関係でないとしても、
「昔からお世話になっているからたまには飲みに行ってお金を使おう」
「最近は会う回数が減ってしまったけど、あの女の子とは縁があるから」
「閑散期で困っていると連絡がきたから応援しにいこう」
などのように、困っている人がいたら助けよう、恩を返そう、と「応援」の意味でお金を使い稼がせてくださいます。
そのような人には、見返り関係なく、他者のためにお金を使うこと自体に喜びを持っている方も多いのです。
AIに対して「ファンになる」「応援したくなる」といったお金の使い方はされないでしょうから、代替できない価値といえるでしょう。
プロの夜職女子から学ぶ〇〇スキルがあれば生き残れる
AI時代が到来してもプロの夜職女子が生き残る3つの理由についておさらいします。
①本質的な人間理解をし、非合理的な「心」を扱うテクニシャンである
②特別な恋の物語、例えるなら”芸術”のように値段をつけられない価値を提供し、バグった額を稼ぐポテンシャルがある
③「ファンだから」「応援したいから」といった人間だからこそ生み出せるお金の種類があるから
上記の理由で夜の世界で成功する女性たち。実は、彼女たちはとあるスキルを無意識で使っています。
これらは全て「マーケティングスキル」とも言えるのです。
逃げ切り術①本質的な人間理解
マーケティングとは、辞書的な意味では”商品が売れる仕組みを作ること”ですが、深い意味では、マーケティング=「本質的な人間理解」です。
「売れる」の背景には、必ず人の心があります。
購入ボタンを押したり契約のハンコを押す前に、
必ず解決したい悩みがあります。
欲しい理想や、回避したい痛みがあります。
だから、人は消費行動をするのです。
データ以前に、人が何に対して心を動かし行動するのか、理解する必要があります。
プロの夜職女子が男性の本能や本心を理解しコミュニケーションをとっているのと同じように、
顧客の複雑で非合理的な深層心理まで理解した上で商品やサービスを通してコミュニケーションを取る技術は、機械にはマネできない逃げ切りスキルです。
逃げ切り術②顧客に唯一無二の未来のストーリーを約束する
夜職女子は、特別な恋の物語を通して、世界で1枚のアートのようにバグった金額を稼ぐことが可能と話しました。
マーケティングでも同じです。
世の中にはモノが溢れ、誰から買っても商品それ自体に大差はありません。
それでも、売れない商品とベストセラーは何が異なるのか。
違いは、「ストーリーがあるかどうか」です。
洋服なんて、外気温から肌を保護できて動きやすければ、何でも良いじゃないですか。
それでも、
100年以上前に「女性の解放を象徴したファッション」を打ち出したことで社会的現象を巻き起こし、ファッション史に革命を起こした、というブランドストーリーがあるから、シャネルの洋服はケタ違いの金額であっても女性の憧れであり続けます。
創業のストーリーや描く未来の世界観が根底にあってこそ、愛される会社になります。
受け取ったお客さんにどんな未来を届けるのか、その物語の世界観が魅力的であるほど、愛される商品になります。
お客さんが商品に出会う前から、どんな悩みや痛みを潜在的に抱えていて、出会った後どのように変化するのか。
この唯一無二のストーリーを伝える力こそ、マーケティングの根幹であり、磨けば磨くほど追いつかれない逃げ切りスキルになるのです。
逃げ切り術③戦略的にファンの熱狂を生み出す
AIには出来ずプロの夜職女子ができること、それはお客さんを虜にし、応援としてお金を使ってもらうことです。
一見、アイドルやスポーツ選手など才能ある人にしかできない稼ぎ方にも見えますが、実はマーケティングの力があれば同じことができてしまいます。
お客さんの心を動かし「ファン化」することで、一度お試しして終わりではなく、長く愛される商品づくり・サービス提供を可能にしてしまえるのです。
商品やブランドのファンになった顧客は、何度もリピートしてくれますし、高単価商品も喜んで買ってくれます。
それだけでなく、SNSなどで口コミを拡散し他のお客さんにも紹介をしてくれます。
このような「ファンの熱狂」は、単純なアルゴリズムで再現できる現象ではありません。
顧客との密なコミュニケーションを繰り返して、深層心理までニーズを汲み取り、欲求を満たし続けるからこそ、可能なことです。
時間をかけて、人と人との関わり合いを通してこそできる技。だから逃げ切れるスキルなのです。
まとめ
多くの職業がAIに淘汰され得る時代、以下の能力は生き残りの確率を高めます。
①本質的な人間理解、非合理的な「心」を扱う技は市場価値が高いです
②真似できない唯一無二のストーリーには、相場価格では測れないレベル違いな価値を生み出すポテンシャルがあります
③顧客の心理と向き合い、時間と情熱をかけて築くファンとの絆は、単純なアルゴリズムによる再現は不可能でしょう。
そして上記は全て、マーケティングのスキルとセンスを身につけることで再現が可能です。
当たり前のように存在していた職業があっという間に消えつつあります。
5年後、10年後、想像もできないような未来が待っているかもしれませんん。
しかし、普遍的に人間の根本的な本性というものは、いつの時代も不変です。
深い意味での人間理解と向き合いながら培うマーケティングのセンスは、磨くほど他者の追従を許さぬ価値の高いものになるでしょう。
まるで芸術のような領域にたどり着いてみたい人のために、
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