たったこれだけ、知るだけで。
あなたは膨大な労力とストレス負荷から逃れ、
時間にしてなんと”毎年”12時間を取り戻すことができます。
人によっては9万円ほどお得になるかもしれません。
こんにちは。よるこです。
確定申告5年目になり、今年も自力で申告書を提出しました。
夜職女子の方は、ほとんどが個人事業主として働いていると思います。
そもそも確定申告って、やらないといけないの?!
やらないとバレるのかな?
不安な方は、まずこちらの記事から読んでみてください。
本記事では、
- 確定申告が初めてでやり方がわからない
- 税理士に丸投げしようと思ったけど間に合わなかった
- 税理士の見積もりが高くて自力でやることにしたけど不安
- 何度か申告はしたことがあるけど、膨大な時間と労力がかかってしまい憂鬱
そんな方でも簡単に効率的に作業を行えるよう、初心者向けに解説してみました。
まず、確定申告をしたことがない方へ
どんな作業が必要で、どのくらい時間がかかるのか?イメージとしては、、、
面倒な確定申告 かかった時間は…平均で12時間32分!?
仕事上の人間関係や減収よりも「ストレスフル」
– 神戸新聞より。データソースはアメックス調査(2022年2月実施) -
この文字列だけで憂鬱になってきますね。
自身で確定申告をする全国の自営業・フリーランス(事業年数4年以上:400人、事業年数4年未満:200人)対象のアメックス調査によると、
最も時間がかかるのが、
- 「源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめ」(129分)
- 次に「データの集計」(127分)
- 「集計結果の記入や入力」(121分)
その他の作業も含めて、確定申告のために必要な作業時間は平均で「752分」かかることが分かったといいます。
自力で行うと、平均で12時間32分。
忙しい個人事業主であれば、こんなにまとまった時間を取れないという方も多いでしょう。
夜職の女性でもベテランになるほど税理士に丸投げする人が多いのも頷けます。
しかし、税理士に丸投げする費用はというと
白色申告であれば5万円程度から、青色申告であれば10万円前後(年商額に応じても変動)といったところ。
まだ夜職やフリーランス活動を始めたばかりの人には、出しにくい金額かもしれません。
そこで、
本日の記事では、時間も、お金も、なるべくかけずに申告作業を死ぬほど楽に終わらせる方法を徹底解説いたします。
まず申告の流れ、全体像の確認
全体像を知って準備している人と、とりあえず領収書だけ貯めておいて何も準備していない人は、非常に大きく差がつきます。
アウトプットされる結果は全く同じなのに、賢い人は瞬殺で片づけるのに対して、ゼロ準備の人は紙切れや細かい数字との睨めっこ作業で10時間以上も頭を悩まされるのです・・・
毎年2月16日から3月15日まで必ずやってくる作業なのですから、
ぜひ金輪際、賢者の瞬殺技で面倒な作業とお別れをするために、全体像を見てコツコツできることをやりましょう。
【結論】
最強の流れは、
①事業用の口座と事業のみで使うカードを作る
↓
②1を会計ソフトに紐付け
↓
③2で自動で取り込まれたデータプラス、現金決済分(紙の領収書)のみ手入力
↓
これで処理完了!
④あとは会計ソフトの「確定申告機能」を使って、出てくる順にポチポチするだけ!
↓
⑤最後は国税庁の電子申告e-taxで、PCやスマホ一つで自宅から送信♩
(もしくは、印刷した4をお近くの税務署に提出!)
このルートが最強です。
瞬殺極意①会計ソフトを使い倒すべし
会計ソフトを使うメリットは、たくさんあります。
会計ソフトを使うメリット
- 銀行口座やカード、ペイパルやメルカリなど普段使う決済ツールと紐づけて自動入力できる
- 計算も自動でしてくれる。
- 帳簿から申告書まで自動で作成
- 後から訂正があっても、作り直しが簡単
- 自動で表やグラフも出るので前年度との経営的な変化も一目瞭然
会計ソフトを導入する前は、エクセルを自分で作成して一つ一つ打ち込んで、SAM関数を使って総額を出して、、、と全て手作業で入力し、自分で計算処理をやっていたので12時間どころではない時間がかかっていました。もうあの頃には戻れません。
なんと言っても、
カードと口座に紐づけて、自動で数字をインストールできるんです。
領収書の山を一つひとつ「これはいる」「これはプライベート」「これは、、、何の買い物だっけ(涙)」と
整理する必要もなく
金額を手入力する必要もなく
ミスすると細かい字を後から探すのは一苦労、、とイライラする必要も一切ないのです。
しかも、難しい勘定項目についても、おおよそ9割ほどは自動で予測入力までしてくれます。
あれ、税理士に高いお金を払っていたのは何だったんだ???
もちろん、税制度は毎年アップデートされますし、税理士さんに相談しながら行うのが一番確実です。
より自分にオーダーメイドでお得な制度をアドバイスもらえることもあるので、必ずしも委託すると損というわけではありません。
しかし、高額を納税する大きな会社の経営者なら節税効果は大きいかもしれませんが、
個人のスモールビジネスの範囲内なら、「お得」と言っても上限が知れています。
本当に高い委託料を払う必要があるのか?
安心感と確実性は高いですが、会計ソフトだって、大まかなガイドは分かりやすくしてくれます。
自動である程度の仕分けだってやってくれます。
会計ソフトの価格は、よく使われる大手のもので平均して年間1万円〜使えるものが多く、税理士費用の10分の1程度。
(初年度はソフトを無料で使える方法もあり)
申告作業は毎年逃げられないので、10年間この費用が積み重なった総額の比較は、ざっくりとですが90万円もお得です。
使いこなせばびっくりするほど手間は省けるので、一度無料期間の間だけでも試してみる価値はあると思います。
インストール不要で、ブラウザ上ですぐに使える主な会計ソフトは、以下の3つが代表的です。
→→→→
価格 | 無料期間 | 特徴 | 口座クレカ連携 | |
マネーフォワード | 10,560円/年~ | 1ヶ月 | 資産表などスッキリ見やすく、経理経験がある人には使いやすい | ○ |
freee | 12,936円/年~ | 30日 | デザイン性が高く初心者にも直感的に作業ができる | ○ |
やよいの青色申告オンライン | 9,680円/年~ | 1年間 | 圧倒的なユーザー数、調べれば解説動画なども多く出ており初心者一人でも調べながら使える | ○ |
やよいの白色申告オンライン | 0円/年~ | ずっと | 青色申告に途中変更することになっても「やよいの青色」に取り込み可能 | ○ |
使いやすさなど多少の差はありますが、大手3社のクラウドソフトであれば機能面はどれも問題なく使えます。
どれも無料期間がありますから、不安な方はそれぞれ登録して見比べてみることもできます。
よるこは今回、無料期間が1年間と最も長いやよいの青色申告オンラインを使って申告を行いました。
ネットで口コミを見ていると、freeeと比べると少々、やよいはデザイン的に使いづらい面を感じる人もいるようですが、
やはり決め手となったのは
さすが最多ユーザー数を抱えるだけあって、調べるとすぐ、やよいの画面を使いながらの解説動画や解説サイトがたくさん出てくること。
もちろん、大手3社の中でも最も無料期間が長くて基本料金も安い!
(来年の申告も1年以内に行えばワンチャン無料で2年分申告できるかも?)
安い分、「メールや電話でサポートを受けたい」となると追加アップデート(プラス5000円ほど/年)が必要になるというデメリットもあります。
しかし、基本的に誰もが使う操作については、Youtubeに解説動画が既に、網羅的に何種類もありました。
よっぽど自分で検索したり動画で調べながら行う自信がない方にはオススメできませんが、そうでなければ、
ネット上で無料で学べることも含めると、やよいオンラインが一番お得に済ませられるツールです。
そもそも、青色と白色ってなんや?という方は、
こちらの記事で解説しています。
▶︎「青色申告と白色申告の違いについて」
青色は事前申請が必要なので、身に覚えがない方は、直近の申告は白色で出すことになるはずです。
そんな方は、白色申告ソフトを無料で使えるやよいの白色申告オンライン 一択になるでしょう。
もし次年度は青色へ切り替えるとしても、引き継ぎも問題なく行えるので、継続しやすいのもポイントです!
そのため、ここから先は他ソフトを使っている方には恐縮ですが
やよいの青色の操作画面を参考資料に載せながら解説させていただきます。
しかし、画像以外の準備すべきポイントに関しては他の会計ソフトを使っている方にも全く問題なく活用いただける内容となっておりますので、ぜひご参考ください。
ここからは、青色申告の解説画像つきです。
操作手順を見ながら同時に設定作業を行っておきたい!という方
他よりも安くて、しかも解説付きなら、やよいオンラインでも良いよ!という方は、
先に、下のボタンからやよいの青色申告オンラインを登録してみてください^^
↓
↓
以下、青色申告の手順になります。
しかし、今年は白色の方も、個人事業を今後続ける可能性が少しでもあるなら、青色申告で行う可能性が高いでしょう。
なぜなら、青色申告の方が税の控除額が大きいので節税効果が高いからです。
ですから、来年の青色申告を超高速化するためにも、細かい手順は読み飛ばしても良いので次の大事なポイントだけ押さえていただければと思います。
【大事なポイント】
・カードと口座を2種類に分けるべき理由
・領収書を支払いタイプ別(現金orその他)に保管すべき理由
それでは、さっそくみていきましょう!
さて、スタートすると次のような画面が出てきます。
まずは事前準備として「帳簿の作成」を行い、そのあと以下のSTEP1~4の流れに沿ってポチポチボタンをクリックしながら進むことになります。
やよいオンラインであれば、上の1〜4の誘導に沿って進んでいくと、あら不思議、気付けば下の2種類の用紙が自動で出来上がってしまうのです。
お目当ての2枚の用紙は、STEP2と3で5分程度で出来上がってしまいます。
正直、事前準備さえしっかり片付けてしまえば、その後の作業は早くて数分で終わってしまうでしょう。
まず、準備物を手元に揃えてください。
この時、クレジットカードや口座の電子通帳の明細をオンライン上ですぐみられるよう、ログインIDとパスワードも控えておきましょう。
(これが揃わないと少し面倒になります)
それでは、会計ソフトの目玉・華である、スマート取引取り込みです。
オンライン上の明細を自動で取り込んでくれる優れものです。
この画面のように、全てを取り込んでくれます。
そして、勘定項目も自動で入力をしてくれています。
瞬殺極意②カードと口座は必ず【2種類】用意すべし
ここでポイントとなるのが、「勘定の登録」です。
もう一度同じ画像です。
自分で申告するかしないかを、選択する必要があります。
この時、プライベートと事業の支出が混ざっていると、少々手間がかかるのがお分かりでしょうか。
数項目、せいぜい100行程度なら良いのですが、
何百、場合によっては1000以上の列になるので、細かい数字を一つ一つ見ながら仕分けるのはとても大変です。
しかも、取引先の名称と金額のみの表示なので、後から見ても何を買ったのか思い出せず、日付と金額を領収書の山から掘り出さないと詳細がわからないということもあるのです。
この作業は、非常にもったいない時間です。
これだけオンライン化が進んだ2022年度の申告作業でさえ、平均で12時間以上も、人は確定申告に時間を費やしているのです。
解決策はただ1つ。
銀行口座と決済用のクレジットカードを、プライベートと事業用とで完全に二分化してしまうことです。
そうすれば、申告の際には事業用のカードと口座だけを紐付けてインストールすれば良いことになります。
すべて登録する項目になるので、仕分けの作業に要する脳みそは、確認程度で良くなります。
事業の攻めも守りも同時にしなければならない一人経営者ほど、こういった作業に使う脳の労働力はなるべく省エネに抑えたいところです。
ですから、
- 事業に関する収支のみを自動でインストール
- 自動仕分け
- 自動計算
これらをツールにやってもらうだけで随分と、少なくとも”憂鬱な”申告作業からは解放されるのではないでしょうか。
瞬殺極意③作業を超高速化するレシートの仕分け方
3つ目は、レシート・領収書の仕分け方法です。
先ほどまでは、クレジットカードや口座送金等、自動でオンライン上に記録される決済についてのみの入力方法でした。
しかし、どうしても現金決済しかできない場面も時にあります。
そのような現金で支払った事業関連の領収書については、手動で入力をすることになります。(もしくは、画像をスキャンして読み込みも可能です↓)
この作業も、できるだけ簡略化したいですよね。
究極に手入力作業を効率化するコツは、以下の通りです。
- 普段からキャッシュレス決済メインにする
- 現金で支払った領収書のみ、後から入力するために別で保管しておく(データ入力した後はクレカ分と混ぜてもOK)
くれぐれもクレカなどキャッシュレスの領収書も保管は必須なのでお気をつけください。
領収書保管については、決済方法に関わらず、個人事業主では青色で7年間、白色で5年間の保管義務が定められています。
ここではあくまで効率化の話として、現金決済分の領収書はデータとして入力するまでは、クレカ分とは一旦分けておくのがポイントです。
まさか、プライベートに使ったお金のレシートが財布に入りっぱなしになって、事業用と混じってはいないですよね。
もしプライベートのレシートも捨てられず取っているのなら、今すぐ捨てるか、どうしても不安なら、事業用とは一切混じる余地のない箱を作って封印してください。
医療費控除やセルフメディケーション税制などを受けられる可能性もあるため、保管しておきましょう。
まとめ
本日ご紹介した方法がもし直近の提出に間に合わなかったとしても、
次年度の作業を超高速化するために、必ず忘れないうちに、以下のことを実行してみてください。
- 口座とクレカは、プライベートと事業用で必ず分ける
- 領収書の中でも、現金決済分とその他キャッシュレス決済分で、別々に保管する
- 会計ソフトを使い倒し、自動入力、自動計算、自動出力で申告書類を作成する
フリーランスになりたての時ほど、事業とプライベートの線引きについて、なかなかやろうと思ってもできない方も多いと思います。
しかし、この作業を1つ行うだけで、1年後、5年後、10年後の未来のあなたは、今、行動起こしたあなたに深く感謝することでしょう。
それだけ、一見面倒と思える作業でも、 収支の管理と確定申告・納税は、
大事な経営の「守り」であり、 守りを固める、全体の収支を確認しながら今後の経営を見通すことは、重大要素なのです。
申告作業に関しては2月から3月に行うとして、それ以外の経営管理においては、1年中を通して行うことができます。
今年の申告がもう終わった人も、まだこれからの人も、会計ソフトは1事業主に1アカウント必須のツールとして登録してみてください。そして、ぜひ経営的視点で収支を管理し、ビジネスの発展にお役立てください。